2025年10月ドイツのベルリンで欧州臨床腫瘍学会(ESMO)が開催されました 後編

今月のブログも2025年10月に開催されましたヨーロッパ臨床腫瘍学会の発表より、10月投稿分に引き続きエンハーツの話題です。 欧州臨床腫瘍学会ESMO2025は2025年10月にドイツ・ベルリンで開催され、約3万7,00… 2025年10月ドイツのベルリンで欧州臨床腫瘍学会(ESMO)が開催されました 後編 の続きを読む

2025年10月ドイツのベルリンで欧州臨床腫瘍学会(ESMO)が開催されました

ESMOってどんな学会? まず、ESMO(European Society for Medical Oncology)は、がん医療・研究の分野で非常に権威ある国際学会です。世界中から研究者・臨床医が集まり、新しい治療デー… 2025年10月ドイツのベルリンで欧州臨床腫瘍学会(ESMO)が開催されました の続きを読む

センチネルリンパ節生検は全員に必要? 〜乳がん手術に関する最新ガイドライン〜

2025年4月末からのゴールデンウィーク休暇を利用して、米国ネバダ州ラスベガスで開催された「米国乳腺外科医学会(ASBrS)」年次総会に参加してきました。日本からの参加者は私を含めてわずか2名と、例年通り日本からの参加は… センチネルリンパ節生検は全員に必要? 〜乳がん手術に関する最新ガイドライン〜 の続きを読む

CDK4/6阻害薬後の治療戦略におけるpostMONARCH試験の重要性

ホルモン受容体陽性・HER2陰性の転移・再発乳がん(HR+/HER2-)に対する第1選択治療として、CDK4/6阻害薬(イブランス、ベージニオ、リボシクリブ本邦未承認)とアロマターゼ阻害薬の併用が、再発後の治療として第1… CDK4/6阻害薬後の治療戦略におけるpostMONARCH試験の重要性 の続きを読む

Her-2陽性転移性乳がんの治療薬ツカチニブについて

今月は日本でもうすぐ使用できるようになる薬剤ツカチニブについてお話をします。 HER2陽性の転移性乳がんは、進行が早く、治療が難しいケースも少なくありません。しかし、医療の進歩により、Her-2陽性乳がんに対する新たな治… Her-2陽性転移性乳がんの治療薬ツカチニブについて の続きを読む

第一三共ダトロウェイの承認

第一三共株式会社から発売されるダトロウェイは、2024年12月27日に世界で第1番目に新規の乳癌治療薬として承認されました。点滴の注射薬のダトロウェイ(一般名 : ダトポタマブ デルクステカンで、抗TROP-2抗体薬物複… 第一三共ダトロウェイの承認 の続きを読む

腋窩手術を省略する新しい乳がん治療アプローチ:INSEMA試験について

今回も昨年12月アメリカテキサス州で開催されたサンアントニオ ブレストキャンサーシンポジウムで発表された演題の中で、興味のある演題について解説します。 今回は乳癌の手術方法についての発表です。 腋窩手術を省略する新しい乳… 腋窩手術を省略する新しい乳がん治療アプローチ:INSEMA試験について の続きを読む

米国テキサス州で開催された 第47回サンアントニオ ブレストキャンサーシンポジウムに参加して

2024年12月10日より12月13日まで、アメリカテキサス州 サンアントニオで開催されたサンアントニオ ブレストキャンサー シンポジウム(San Antonio Breast Cancer Symposium)に参加し… 米国テキサス州で開催された 第47回サンアントニオ ブレストキャンサーシンポジウムに参加して の続きを読む