マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い

2024年2月に医学雑誌「Radiology」に 米国における乳癌検診の受診間隔や、受診年齢に関する論文が発表されました。この論文は、米国のダートマス大学医学部放射線科のMonticciolo先生が発表したもので、結論は… マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い の続きを読む

トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について

ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」)は、全身療法歴のある手術不能または再発のホルモン受容体陰性かつHER2陰性(HR-/HER2-)(トリプルネガティブ)乳癌治療薬として開発を進めている抗体薬物複合体&#8… トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について の続きを読む

運動と乳癌リスク

新年明けましておめでとうございます。このブログを読んで頂いてありがとうございます。今年は元旦早々に能登半島で大地震があり、未だに完全復旧はしていません。また翌日の1月2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突… 運動と乳癌リスク の続きを読む

乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績

今年もあと10日も切って年の瀬も迫ってきました。 今月の院長ブログは、2023年10月20日から24日にスペイン、マドリードで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表された、乳癌に関する演題の中からベージニオ(CDK… 乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績 の続きを読む

乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について

乳癌と確定診断された後に、手術までの期間が予後(治療成績)に関係しているのかは以前から議論がされてきました。「Scientific Reports」誌の2023年7月26日号に発表された論文には、病理検査で乳癌と診断され… 乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について の続きを読む

乳癌診療における放射線治療の役割

乳癌の治療は、病期や患者の個別の状態に合わせて多岐にわたります。その中でも放射線治療は、温存術後、乳房切除術後、また再発乳癌や転移性病変に対して重要な役割を果たします。今回は、これらの治療状況における放射線治療の役割につ… 乳癌診療における放射線治療の役割 の続きを読む

乳癌診療における病理検査の重要性

乳癌診療において正確な診断と適切な治療計画の策定は極めて重要です。乳癌の画像診断と並んで乳癌の病理検査は、診断の確立から治療法の選択、予後の評価までの多くの段階で不可欠な役割を果たしています。今月のブログでは、乳癌診療に… 乳癌診療における病理検査の重要性 の続きを読む

オンコタイプDXの保険収載について

乳腺科医が待ち望んでいたオンコタイプDXが、2023年9月1日から保険収載(健康保険を使って検査ができる)されることになりました。オンコタイプDXは多遺伝子アッセイと呼ばれ、乳癌の腫瘍組織の21個の遺伝子を検査することに… オンコタイプDXの保険収載について の続きを読む