アメリカでの乳がん死亡率低下の要因

9月も半ばを過ぎても、まだまだ暑い日が続きます。30℃越えは当たり前で、驚く減少ではなくなりました。9月22日の秋分の日を過ぎてようやく少し涼しくなりました。 今月は アメリカで近年乳がん死亡率が低下している原因について… アメリカでの乳がん死亡率低下の要因 の続きを読む

日常生活のリスクが乳癌術後のリンパ浮腫に及ぼす影響

今月の院長ブログは、乳癌手術後のリンパ浮腫についてお話しをします。 私が医師になった1970年代は、乳癌の手術は乳房切除術に腋窩リンパ節郭清が標準の手術でした。その後1990年代になり、日本でも乳房温存手術が施行されるよ… 日常生活のリスクが乳癌術後のリンパ浮腫に及ぼす影響 の続きを読む

第32回 日本乳癌学会学術総会

毎月院長ブログを書いていますが、今回は月末の締め切りに間に合わず、8月になってからのブログの更新になってしまいました。2024年7月11日から13日まで 仙台市で開かれた第32回 日本乳癌学会学術総会 について書かせて頂… 第32回 日本乳癌学会学術総会 の続きを読む

Her-2超低発現でもエンハーツが有効

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)の2024年の年次総会が、シカゴのマコーミックプレイスの巨大な学会場で、2024年5月31日から6月4日まで開催されました。私も新型コロナウイルス感染症が発生する前は、ほぼ毎年、約20年間… Her-2超低発現でもエンハーツが有効 の続きを読む

新規乳癌治療薬 ターゼナについて

2024年2月に発行された「名医のいる病院2024」の雑誌で乳癌手術件数のランキングが出ました。これは、2022年の乳癌手術数に関して 日本全国の専門施設にアンケート調査を行った結果です。当院の手術数は778例で、がん研… 新規乳癌治療薬 ターゼナについて の続きを読む

新規乳癌治療薬トルカプ錠(AKT阻害剤)について

桜の季節もあっという間に終わりました。以前は、クリニックで大阪市西区の靱公園に花見に行っていましたが、コロナ禍の影響で最近は行えていないのが残念です。 今月のブログは、アストラゼネカ社から発売された 再発乳癌に対する新薬… 新規乳癌治療薬トルカプ錠(AKT阻害剤)について の続きを読む

マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い

2024年2月に医学雑誌「Radiology」に 米国における乳癌検診の受診間隔や、受診年齢に関する論文が発表されました。この論文は、米国のダートマス大学医学部放射線科のMonticciolo先生が発表したもので、結論は… マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い の続きを読む

トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について

ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」)は、全身療法歴のある手術不能または再発のホルモン受容体陰性かつHER2陰性(HR-/HER2-)(トリプルネガティブ)乳癌治療薬として開発を進めている抗体薬物複合体&#8… トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について の続きを読む