マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット

当院では医局会が毎週火曜日に開催され、その際に抄読会と呼ばれる勉強会があります。最近の英語の論文で、当院の診療に関係する論文を医師の皆さんに紹介する会です。 2023年6月13日が私の当番で、2023年5月1日のJour… マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット の続きを読む

最近投与可能になった術後補助療法の経口治療薬

今月は最近1年半の間に術後補助療法として使用可能になった、3種類の経口剤についてお話をします。この3種類の薬剤はCDK4/6阻害剤のベージニオ、BRCA1/2遺伝子異常の患者さんに使用するリムパーザ、そして経口の5FU系… 最近投与可能になった術後補助療法の経口治療薬 の続きを読む

乳癌治療におけるコンパニオン診断について

今月のテーマは乳癌治療におけるコンパニオン診断についてお話しをします。コンパニオン診断という言葉は聞き慣れない言葉だと思いますので簡単に説明させて頂きます。 乳癌治療におけるコンパニオン診断とは、患者さんの乳がん細胞に存… 乳癌治療におけるコンパニオン診断について の続きを読む

エンハーツの適応拡大について

2022年7月の院長ブログで、Her-2(ハーツー)陽性乳癌の治療の進歩と言うタイトルでブログを書いています。ハーセプチンに始まり、いろんな抗Her-2薬について書いています。また2022年11月のブログでは、エンハーツ… エンハーツの適応拡大について の続きを読む

比較的高齢の乳がん患者さんの術後放射線治療について

2023年2月に「ニューイングランドジャーナルオブメディシン」という世界的に有名な医学雑誌に、乳がん術後の放射線治療の有無による、乳房内再発の結果や、遠隔転移の有無、生存率の結果が発表されました。 乳癌で乳房温存手術を受… 比較的高齢の乳がん患者さんの術後放射線治療について の続きを読む

3年目に入った新型コロナウイルスの感染

2020年1月に中国 武漢から新型コロナウイルスの感染が日本に入り込み、早いもので丸3年になります。PCR検査の拡充やワクチン接種が進んでいますが、いまだに感染の勢いは衰えていません。当院でもこの間に院内で新型コロナウイ… 3年目に入った新型コロナウイルスの感染 の続きを読む

ティーエスワンの乳癌術後補助療法における適応拡大

大鵬薬品工業から発売されている経口抗癌剤のティーエスワンは、フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤で、消化管から吸収後に抗がん剤フルオロウラシル(5-FU)に変換される代謝拮抗物質のテガフール、体内で5-FUの分解を阻害するギメ… ティーエスワンの乳癌術後補助療法における適応拡大 の続きを読む