開院20周年

暑い夏が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?

2025年9月に当院は開院20周年を迎えます。2005年9月に大阪市福島区福島1丁目に15床の有床診療所を開院してあっという間に20年が経過しました。今月と来月2ヶ月にわたって当院の開業以来20年のあゆみをお話ししたいと思います。

【前編】開院20周年の歩み(2005〜2010年)

当院は2005年9月、大阪市福島区に15床の有床診療所として開院しました。大阪厚生年金病院勤務を経て、患者本位の医療を実現するため独立。事務所ビルを改装し、外来診察室や手術室、化学療法室などを整備しました。当初は局所麻酔手術のみでしたが、収益確保のため病室を改装し、2006年4月から全身麻酔手術を開始。同年、副院長2名の着任で診療体制が強化され、年間手術件数は120例に達しました。

外来患者の増加に伴い、2007年3月には西梅田に検診センターを開設。検診患者と治療患者を分け、待ち時間短縮と快適な環境づくりを実現しました。手術件数も200例を突破。さらに翌年、外来専用の「外来センター」を旧阪大病院跡地の商業ビル4階に開設し、検査部門と診察部門を効率的に配置しましたが、本院・分院間の移動負担が課題となりました。

2010年9月には、奈良学園前に奈良分院を開設。当初は認知度不足で外来ゼロの日もあり赤字が続きましたが、本院からの支援で継続。奈良県内で希少な乳腺専門医療機関として徐々に浸透していきました。

来月に続く。

大阪ブレストクリニック 院長 芝 英一 【認定資格】 大阪大学医学博士 日本外科学会認定医、専門医、指導医 日本乳癌学会専門医・指導医 NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構認定読影医 日本内分泌・甲状腺外科専門医